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2004.01.21

陳腐

 『着信アリ』

 いわゆる「冬の角川ホラー映画」の2004年版である。そういえば昨年は「冬の角川ホラー」がなかったような気がするが、気がするだけなのかな。
 近所のヴァージンシネマズに観にいったが、本日(1月17日)が封切りであり、またテレビスポットなどでも大量に流れていたため、客はかなり入っている。そのうちの多くは中高生のようだ。

 内容はというと、これが微妙なところだ。たしかにホラー映画ではあり、それなりに怖くもあるが、しかしその怖さは突然なにかが出てきたりする、ビックリする怖さではあって、それなら森高千里コンサートの幕開けにいきなり大音量が鳴って心臓が縮みあがる、というのと同じだ。そのショッカー演出も、古今東西のホラー映画で繰りかえし取り入れられていた手法ではあって、目新しいところもなく、あらかじめ予想できる範囲のものでしかない。ひとことでいえば、陳腐だ。

 それに「だれにも身近な携帯電話」を小道具につかっている点も、なるほど中高生なら身にしみるだろうが、携帯は持っていても4年前の機種、しかもほとんどつかっていないというぼくにしてみれば、なんとなく遠い出来事であり、その意味からもいまひとつ恐怖が迫ってこない。
 『リング』『呪怨』を傑作ホラーだと思うぼくのようなものからすれば、かなりもの足らないというのが正直なところではあった。

 しかしなにより気に入らないのは、企画・原作が秋元康というところか。「おニャンコ」以来、この人のつくるものは信用できない。それから監督の三池という人も、見た感じがヤクザみたいなので、あまり好ましく思えない。
 ただし柴咲コウはよかった、気がする。

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