市川崑監督死去
戦後日本を代表する映画監督のひとり、市川崑氏が亡くなった。92歳。
ぼくは一連の金田一シリーズからこの監督を知ったのだが、おもえば市川崑監督こそ、映画の面白さに気づかせてくれた人だった。
戦後日本を代表する映画監督のひとり、市川崑氏が亡くなった。92歳。
ぼくは一連の金田一シリーズからこの監督を知ったのだが、おもえば市川崑監督こそ、映画の面白さに気づかせてくれた人だった。
ネット通販で申し込んでおいた『スターウォーズ/エピソード3 シスの復讐』のDVDが発売日の今日、無事に届いた。
さっそく観てみる。何箇所か、字幕が変更されていた。いや変更というより、修正というべきか。
戸田奈津子の翻訳した日本語字幕は、公開当初から各所で問題視されていて、あまりにもスターウォーズの世界を知らなさすぎる。いかになんでも意訳しすぎだ(シドニー・シェルダンの超訳じゃあるまいし)などと、さんざんな不評だっだのが(すくなくともスターウォーズ好きのあいだでは)、DVDではとりあえず、ちゃんとした字幕になっている。
この点だけでも、まずはよかった。
いわゆる「冬の角川ホラー映画」の2004年版である。そういえば昨年は「冬の角川ホラー」がなかったような気がするが、気がするだけなのかな。
近所のヴァージンシネマズに観にいったが、本日(1月17日)が封切りであり、またテレビスポットなどでも大量に流れていたため、客はかなり入っている。そのうちの多くは中高生のようだ。
内容はというと、これが微妙なところだ。たしかにホラー映画ではあり、それなりに怖くもあるが、しかしその怖さは突然なにかが出てきたりする、ビックリする怖さではあって、それなら森高千里コンサートの幕開けにいきなり大音量が鳴って心臓が縮みあがる、というのと同じだ。そのショッカー演出も、古今東西のホラー映画で繰りかえし取り入れられていた手法ではあって、目新しいところもなく、あらかじめ予想できる範囲のものでしかない。ひとことでいえば、陳腐だ。
それに「だれにも身近な携帯電話」を小道具につかっている点も、なるほど中高生なら身にしみるだろうが、携帯は持っていても4年前の機種、しかもほとんどつかっていないというぼくにしてみれば、なんとなく遠い出来事であり、その意味からもいまひとつ恐怖が迫ってこない。
『リング』や『呪怨』を傑作ホラーだと思うぼくのようなものからすれば、かなりもの足らないというのが正直なところではあった。
しかしなにより気に入らないのは、企画・原作が秋元康というところか。「おニャンコ」以来、この人のつくるものは信用できない。それから監督の三池という人も、見た感じがヤクザみたいなので、あまり好ましく思えない。
ただし柴咲コウはよかった、気がする。
今回は同日同時刻に奇妙な声の入ったビデオを撮った人がいて、それら複数の人を取材してみたら、それらビデオに映っている人が突然自殺していた……という事実が発覚、さらに取材をすすめてみたら、同じ奇妙な声の入ったビデオを撮影しながら自殺者の出していないケースが一件あり、そちらを取材することになるが、最初はビデオに録られた人物に自殺者が相次いでいることは伏せているものの、そのうちほかの投稿者がビデオをコンピュータに取りこんで解析してみた結果、ビデオに映っていたノイズがじつは人の顔に見えることが判明、あらためて自殺者を出していない投稿者のところへ行って、自殺者が出ていることやノイズに顔が映っていたことを告げたら、その投稿者が怒り出し、リポーターを拉致して「ビデオを解析した投稿者」の元に連れて行かせようとしたり、なんだかんだとややこしくも緊迫感あふれる展開になり……
というような内容であるが、この『ほんとにあった呪いのビデオ』シリーズ、すでにフェイクであることが知られているので、中で紹介されている現象がほんものかどうかをいまさら検討してみてもはじまらない。それよりも、あくまでもつくりものであることを承知した上で、いかにもノンフェクション風にまとめてあるタッチを愉しむのがこのビデオの楽しみ方であろう。
今回はレポーター役に北川さおりという女性が登場した。このさおりさん、見た目やしゃべり方がエブリ・リトル・シングの持田香織(テレビ東京『黒豚音楽牧場』出身)にそっくりで、ちょっと面白かった。ちなみに北川さおりさんをネットで検索してみたら、公式ホームページもある。たまよという名前でストリップにも出ていたこともあり、女優やらなにやら、いろいろと活動している人のようだ。
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